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2013年02月25日

もぐりの方が、居心地いいことだってある。

ブラックジャック.jpg

もぐりの方が、居心地いいことだってある。
introducing 「ディア・ドクター」「サイダーハウス・ルール」

桂枝雀版「地獄八景亡者戯」という落語の冒頭、サバにあたって冥土にやって来た辰っつぁんが田中のご隠居と出会う。
何故こんなところへと訊くと、かかりつけの医院が混んでいたので、仕方なく近くに住む医者から風邪の頓服薬を処方してもらったところ、この様だと返される。
あれは金箔付きのやぶの中のやぶ医者ですよ、と辰っつぁんはあきれ果てる。
  (注釈1)

鉄腕アトムで育った僕が久々に愛読した手塚治虫の「ブラック・ジャック」は、もぐりの天才外科医で、法外な手術料を取って、ピノコと一緒に不可能な手術を成功させる。
ありえない話だが、医師の免許を持つ手塚らしい医療漫画の傑作だ。

ハイホー、マンハッタン坂本です。
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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(0) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月18日

運がよかったと、思って欲しい。

lady luck
lady luck / shaggyshoo

                                                             幸運の女神?
運がよかったと、思って欲しい。
introduing 「歩いても 歩いても」「奈緒子」

自分の人生を振り返ったとき、素直に運がよかったと思えることがいくつかある。
1955年に西日本一帯で「森永ヒ素ミルク中毒事件」が発生したが、そのとき赤ん坊だった僕は、運よくその犠牲者にならなかった。
1968年に福岡県を中心として「カネミ油症事件」が発生したが、そのとき中学生だった僕は、幸いにもその被害者にならなかった。

今まで少なくとも3度は車にはねられそうになったが、すんでのところで事なきを得た。明らかに酒気帯び運転と思われる車が僕の鼻先で急停車したこともある。
今まで1度しか50メートル・プールを泳ぎ切ったことがないが、溺れそうになったこともない。

そんな僕だから想像してみる。一見自分ひとりで難を逃れたように思えるこれらの出来事が、ひょっとして誰かのお陰かもしれない、と。
そんな僕だから想像してみる。海でも川でもどこでもいい。もし自分が溺れそうになって命を助けられ、助けてくれた人が命を落とした場合、運がよかったと思えるだろうか。

ハイホー、マンハッタン坂本です。


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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(2) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

宙ぶらりんな親父でも、息子は育つ。

Empire Valentine
Empire Valentine / Alan Miles NYC


宙ぶらりんな親父でも、息子は育つ。 
introducing 「クレイマー、クレイマー」「めぐり逢えたら」「シンデレラ・リバティー」

僕の親父は昔、総理大臣だった頃の田中角栄に似ていた。
ニュース映像でおなじみの不敵な面構えとダミ声が似ていたわけではない。頭の形と髪型、つまり額の広がり具合と薄毛の程度。横顔でひょいと右腕を上げて挨拶すればそっくりだった。
当時十代の末期だった僕がその後に親父から引き継いだものは、別れ際に腕をふり上げるクセと薄毛である。

蛙の子は蛙と言うか、親のいいところも悪いところも似て来るものだ。
腕をふり上げるクセがいいところかどうかは分からないが、僕に息子がいたらと思うとぞっとする。そしてカミさんに逃げられたときのことを想像する。ジタバタしていて息子に構ってやれない。悪いクセが大挙して出てくるにちがいない。

だが若くて可能性にあふれた息子は、意外にタフだ。父親ほどジタバタしないし、立ち直りも早い。そして泥酔した父親を介抱してくれる。

ハイホー、マンハッタン坂本です。

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