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2013年03月25日

花は 花は はつ恋の花は咲く。

Lily of the valley
Lily of the valley / Ernst Vikne


花は 花は はつ恋の花は咲く。
introducing 「天城越え」「野菊の如き君なりき」

君は笑うかもしれないけれど、君との想い出は僕が失ったもののすべてだ。

シネワンおかかえの三文文士が、こんな文を書いたことがある。

かつて僕は、君と一緒にいるだけで満足だった。
喫茶店のテーブルに差し込んでくるやわらかい陽射しもコーヒーの香りもユーミンの歌声も、君のお陰でキラキラ輝いていた。
夏の抜けるような青空も落ち葉を踏み歩く足音も君の黒髪にすずらんのように咲いた小雪も、君のお陰で季節を感じることができた。

僕は君と夢中に喋りながら、ふと気がつくと君の目をじっと見つめていた。あんなに素直に人を見つめられるなんて初めてだった。
君が目を伏せなければ、いつまでもそうしていたにちがいない。

一人のときでさえ、いつの間にか君のことを考えていた。そして君の少女時代を想像した。たまらなくいとおしい気持になった。
僕は心の中でつぶやいた。もっと小さい頃から君を知っていたなら、どんなに素晴らしかっただろう。

ハイホー、マンハッタン坂本です。

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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(0) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月18日

好きな物しか知らない。好きな人しか知らない。


                                   「前向きで行こう」

好きな物しか知らない。好きな人しか知らない。
introducing 「夏至物語」「キサラギ」「ストロベリーショートケイクス」

ある日、僕が書いたものを読んだ友人が、アメリカかぶれのカタログ文だと決めつけた揚句、こう言った――「お前は自分の好きなものしか知らない。知ってると言ってもたかが知れてる」
言いえて妙だ。過不足がない。

ぴあフィルム・フェスティバルを代表とする自主制作映画の上映会に、僕はほとんど参加したことがない。東京の大学時代に、月刊情報誌「ぴあ」より「シティ・ロード」を購読することが多かったせいではない。
90分前後のラジオ・ドラマを作っていた当時の僕は、中途半端に短い映像作品に興味が湧かなかったからだ。

そんな僕が1991年の土曜深夜にTBS系で生放送された「三宅裕二のえびぞり巨匠天国」(通称、エビ天)にハマった。自主制作映像を上映し審査する番組で、そこで流される3分程度の作品が長めのCFを見ているようで、技術的な未熟さや画質の悪さを気にせずに楽しめた。
作品を鑑賞した映像関連の6人の審査員が出品した素人監督を金銀銅で評価した。

特筆すべきは、ハイパーメディア・クリエーターの高城剛が審査員の常連だったことだ。
さらに特筆すべきは、世界のスーパースター、イチロー選手の奥様である福島弓子が新人局アナとしてアシスタントをしていた。

僕がもっとも好きな作品は、動画を貼りつけた墨岡雅聡監督の「前向きで行こう」である。
そしてカメラに映る度に、福島弓子大好き!と騒いでいた前川衛監督の「仮面ライダーV3〜華麗なるSay Good bye〜」である。
この作品の上映後、福島弓子は感動の涙を流した。

ハイホー、マンハッタン坂本です。


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