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2011年04月24日

気分はバカ歩き。

バカ歩き.jpg

気分はバカ歩き。
introducing 「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「スライディング・ドア」

僕も含めてみんな酔っ払っている。男も女も。居酒屋でしたたか飲んで、カラオケ・ボックスで歌いまくり、路地裏を歩いている。
そんなとき、僕は突然「バカ歩き」をやりたくなる。「空飛ぶモンティ・パイソン」の真似だ。

「Ministry of Silly Walks」のジョン・クリーズは、パリッとしたスーツを着て、奇妙キテレツな「バカ歩き」を披露する。それがなんともおかしい。
  (注釈1)

僕はかねがね「バカ歩き」歩行者天国を実施したらどうかと思っている。
あるいは、社交ダンス形式に「バカ歩き」競技会を行ってもいい。変ちくりんなラグタイム風のピアノ伴奏で、思い切り3分間「バカ歩き」をするのだ。何組かに分けて競い合い、最後に残った者が決勝を行う。
優勝者には、「バカ歩き」省からジョン・クリーズの黄金の「バカ歩き」トロフィーを贈呈する。

ハイホー、マンハッタン坂本です。


中国に行ったら、万里の長城を「バカ歩き」したいと思いませんか?
モンティ・パイソンのアニメーターであるテリー・ギリアムなら、「バロン」のエリック・アイドルに「バカ早走り」をさせるかもしれない。総延長約8850キロを1時間で往復させるのだ。あまりに早過ぎてレンガ色の煙しか出ない。
情報剥奪局の官僚なら、「ブラジル」のリズムに合わせて「ジグザグ早歩き」をするかもしれない。


「“心はイタリア人だ。仕事をするより、女を抱きたい。それも太陽に下で、情熱的に!”」

友人から借りているとはいえ、ロンドン・ブリッジを一望できる眺めのいい部屋で、堅物の弁護士アーチー・リーチ(ジョン・クリーズ)が浮かれている。ジュータンの上で抱いてとワンダ(ジェイミー・リー・カーティス)に誘惑されたからだ。イタリア語になったのは、憎き彼女の兄オットー(ケヴィン・クライン)に対するあてつけだ。

それから二階にいるワンダをもだえさせるために、ロシア語で詩を吟じながら服を脱ぎ始める。シャツ、靴下、パンツの順番に、軽やかにバカ歩きする。

ワンダが色仕掛けでアーチーに近づいたのは、ダイヤの在りかを聞き出すためだ。
アーチーの依頼人であるジョージ・トマソンは、ワンダたちダイヤ強盗犯のボスだったが、裏切ってホテルの貸金庫に隠し、その鍵を手下のケン(マイケル・ペイリン)に預ける。そのケンをワンダが出し抜き、鍵だけを手に入れていたのだ。

実はワンダの嫉妬深い恋人であるオットーは、「ニーチェいわく、“サカナは神の駄作である”」と言ってはばからない。ケンが大切に水槽で飼っている魚を次々と呑みこみながら、彼の口からホテル名を聞き出そうとする。「ワンダという名の熱帯魚」だけになってケンが白状する。

オットーと共に盗んだダイヤを手に入れたワンダは、本気でアーチーと逃げるつもりである。
ワンダとの浮気がバレたアーチーが空港に駆けつける。ワンダの裏切りを知ったオットーに追い詰められるが、ローラー車に乗ったケンがオットーを攻撃してくる。
二人が戦っている間、まんまとアーチーは飛行機に乗る。待ち受けたワンダとリオへ出発する。
  (注釈2)



「“何事も宗教裁判よりはマシ”」

ロンドンのパラレル・ワールド「スライディング・ドア」で暮らすヘレン(グウィネス・パルトロウ)は、出社直後に会社をクビになり、早々と帰宅する羽目になる。地下鉄で駆け込み乗車し、車内で知り合ったおしゃべり男から別れ際にそう言って慰められる。
モンティ・パイソンの有名なコント「スペイン宗教裁判」シリーズの決まり文句だ。

ヘレンが帰宅すると、同棲中のジェリーが知らない女と寝ている。
ダブルパンチのヘレンは、パブで飲み続ける。そこへおしゃべり男ジェームズ(ジョン・ハンナ)が再び現れる。連れの友人をコケにして慰めてくれ、迎えに来た親友の家まで車で送ってくれる。意外と親切な男だ。おしゃべりが好きなだけだ。

9日後、ヘレンはバッサリ髪を切る。ジェームズが尋ねてき、カフェでひとしきり笑わせてくれる。
仲間の飲み会に誘われ、「スペイン宗教裁判」の物真似で大爆笑となる。
クビになった会社のキャリアを生かし、PR会社を起こす。前向きになったのはジェームズのお陰だ。彼の友人が始めるレストランの宣伝を任される。

月の輝く美しい夜にボートに乗る。いつものようにジェームズがヘレンを笑わせてくれる。電飾に彩られた吊り橋も美しい。躊躇していたヘレンが思わず彼にキスをする。

開店記念パーティに、別れたジェリーが会いに来る。
以来、二人の間に気まずい時間が流れる。思い切って訪ねたジェームズの会社で、ヘレンは彼が妻帯者だと知りショックを受ける。
そのことを彼女の親友から聞きたジェームズが慌てて捜しまわる。
別居中で離婚交渉中であることを告白され、誤解を解く。その直後、ヘレンは車にはねられ、帰らぬ人となる。

だが地下鉄に乗り損ねたヘレンは、命をとり止める。
退院してエレベーターに乗ると、彼女が落としたイヤリングをジェームズが拾う。二人は口をそろえて言う。

「“何事も宗教裁判よりはマシ”」
  (注釈3)



パソコン用語でスパム(spam mail)とは、受信側の承諾を得ずに、広告や勧誘といった営利目的で大量に配信する電子メール、要するに迷惑メールのことをいう。

その語源はモンティパイソンのコメディだ。
レストランのメニューに並んだ料理にSPAM(豚のひき肉缶詰の商標)ばかり入っていることに抗議した客が、周囲の客からスパムスパムと繰り返し唱えられ、理不尽な体験をする。




そんなわけで、いきなりおしまい! ダス・エンデ! ジ・エンド!
お約束の小ネタつながりもオチもない。
モンティ・パイソン流だ! 



注釈1、「空飛ぶモンティ・パイソン」
    BBC-TV 1969年〜1974年放映 
    原題:Monty Python’s Flying Circus

    メーカー:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
    メディア:DVD

注釈2、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(監督:チャールズ・クライトン)
    イギリス映画 1988年製作 原題:A Fish Called Wanda
    脚本:ジョン・クリーズ
    米アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・クライン)受賞

    メーカー:20世紀フォックス・ホーム・エンターテインメント・ジャパン
    メディア:Blu-ray

注釈3、「スライディング・ドア」(監督:ピーター・ホーウィット)
      イギリス・アメリカ映画 1997年製作 原題:Sliding Doors

      メーカー:パイオニアLDC
      メディア:DVD


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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(0) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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