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2014年08月25日

(短編連作・2番煎じ公開) NAMIKO        または、1990年のフール・オン・ザ・ヒル (後編)

fool on the hill
fool on the hill / badgreeb fattkatt


                 柄にもなく、文学してます。 PARTX


               映画ファンのための自伝的コメディ




                        NAMIKO

                           または、

                1990年のフール・オン・ザ・ヒル



警告!警告!これは後編です。前回公開した前編のあとに、お読み下さい。 by フライディ

(パクリ記事一覧)
ジョークは学ぶものじゃなく、身につけるものだ。天使と呼ばないで。
ベートーヴェンの嫌いな日本人っているのだろうか。あれが最初で最後だった。
ずっとあなたを知らなかった。イタめしを食うところ、復讐の香りが漂う。
「ラプソディー・イン・ブルー」は、のだめのテーマ曲ではない。君の音色に恋してる。
運を味方に生き残れ。ハンバーガーってどんな食い物?
探せ されば 見つからん CERCA TROVAガキの恋を、なめたらいかんぜよ!
親父の背中に追いつくとき。丸眼鏡の男に悪いやつはいない。
僕はいつも大学時代に戻りたいと思っている。デキる女子に弱いのは何故?
「戦争を知らない子供たち」は、何を知っているのか。BGMな名画が好き。
「奥さまは魔女」のダーリンになりたかった。バレエ・ダンサーは、お芝居もお上手。
エリック・サティを聴きながら、アルコールに溺れてみたい。趣味はタータン・チェック!
「ダンス・ダンス・ダンス」は、ビーチ・ボーイズのヒット曲だ。人生は走馬灯の如く。
ただそばにいるだけでいい。ただ語り合うだけでいい。四川風味噌ラーメンなんて存在しない。
できれば一人旅は、何も起こらないで欲しい。スーパースターが死ぬと、荒稼ぎができる。

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posted by マンハッタン坂本 at 00:05 | Comment(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(短編連作・2番煎じ公開) NAMIKO        または、1990年のフール・オン・ザ・ヒル (前編)

fool on the hill
fool on the hill / badgreeb fattkatt


柄にもなく、文学してます。 PARTW

親愛なるシネワン読者の皆様へ

いきなり白状するけれど、これまで公開したシネワンの記事は、すべてパクリである。すべてというのは少々大袈裟かもしれないが、その大半は間借人の創作からヒントを得た。
今回「2番煎じ」公開と銘打ったのは、単に古今亭志ん朝のオハコである「二番煎じ」を使いたかっただけだ。志ん朝が演じる、火の番の連中が幸せそうに酒を飲む様子がたまらなく好きだったからだ。

前回も披露したが、間借人がこの作品に取り組んでいたときに唯一心がけた言葉、どこから仕入れたのかいまだ不明だけれど、結構僕も気に入っている言葉を付記する――「軽く 楽しく 一心に」          

                                                                マンハッタン


               映画ファンのための自伝的コメディ




                        NAMIKO

                           または、

                1990年のフール・オン・ザ・ヒル





                          プロローグ


 僕の名は日下部了。1955年生まれで、ちょうど人生の半分を過ぎたところだ。
 運がよければ、「2001年宇宙の旅」ができるかもしれない。その確率は、HAL9000コンピュータが不死鳥のように甦って、木星探査船ディスカバリー号を地球に帰還させるくらい困難だ。
 よく友人から指摘されることだが、僕は未来に対し楽観的ではない。
 一つには、チェルノブイリの死の灰によって、いつ何時、身体の機能を狂わせるか分からないからだ。あるいは、「博士の異常な愛情」に出てくる狂った将軍によって、核戦争が勃発しないという保証もない。そうなれば老いに鞭打って武装するまでもなく、地球全体が一気に廃墟と化す。
 いやいや、いずれも杞憂だと友人は言う。
 だが僕のことだ、飲んだくれドライバーの車にはねられ、呆気なくくたばってしまうかもしれない。
 どんな死に方にしろ、暗闇で孤独に死んでいくことに変わりはない。まさか死の間際に添い寝をしてくれる酔狂な女がこの世にいるとは思えない。僕だって自分の臨終のときに居合わせたくないのだ。


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2014年08月18日

1919年、J・D・サリンジャー氏は、マンハッタンで生まれた。

Day 033/365 - Salinger
Day 033/365 - Salinger / contemplicity


柄にもなく、文学してます。 PARTV

1919年、J・D・サリンジャー氏は、マンハッタンで生まれた。
introducing 「赤頭巾ちゃん気をつけて」「恋する女たち」

この年、チャーリー・チャップリンは、アメリカ映画の父と呼ばれるD・W・グリフィス監督らと共に、ユナイテッド・アーティスツを設立する。そして4年後に初期の代表作「巴里の女性」を発表する。
のちに赤狩りの影響でアメリカを追放された彼は、以後主演映画を1本しか製作しなかった。

初期のJ・D・サリンジャーの作品には、映画の題名や俳優の名前が出てくる。
だが映画が発明されて以来、彼ほど映画を憎んだアメリカの作家はいない。

ハイホー、マンハッタン坂本です。
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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(0) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日

色彩を持たない男たちと、彼女の巡礼の旅。

お遍路さん2.jpg

柄にもなく、文学してます。 PARTU

色彩を持たない男たちと、彼女の巡礼の旅。
introducing 「旅の重さ」「舞踏会の手帖」「鬼火」

初めて村上春樹の小説を読んでから丸35年が経過した。
1979年、「群像」6月特大号に掲載された第22回新人文学賞当選作を、小さな書店の片隅で拾い読みしながら衝撃を受けたことを憶えている。やられた!というのが正直な感想だった。
その衝撃は、随分あとになって知ったことだが、早稲田大学第一文学部在学中の彼が映画のシナリオを読みふけっていたことに起因するようだ。「カサブランカ」とか「第三の男」に出てくる洒落た台詞に魅了されたシナリオ・ライター志望の僕にとって、小説の中の会話は字幕に展開するやりとりだった。

村上春樹のデビュー作と80年代に刊行された長編小説や短編集のすべてを初版単行本で持っているからと言って、僕はハルキストではない。
「彼女はよく訓練された犬のようにレコードを抱えて帰ってきた。」という一文が気に入って1979年にレコード業界に入り、以後30年に渡って音楽と映画ソフトの販売に携わってきたからと言って、僕はハルキストではない。
「カート・ヴォネガットとか、ブローティガンとか、そのへんの作風を非常に熱心に学んでゐる」という、群像新人賞の選考委員だった丸谷才一氏の選評に影響されて、元ネタの作家の小説を熱心に読み続けたからと言って、僕はハルキストではない。
小説の中で流れる音楽を買ったのは、<カリフォルニア・ガールズ>の入ったビーチ・ボーイズのLPだけだからだ。

そんな僕でも、新刊が発売されるという広告を目にすれば、気になって書店に足を運ぶ。化粧箱に入った新潮社の純文学書下ろし特別作品以来の長いタイトルだなあと思いつつ、29年前に発売されたとき、その本がひっそりと紀伊國屋書店に置いてあったことを思い出す。
NHKニュースのアナウンスによれば、旧友を訪ね回る、喪失と再生の話だという。
僕の頭の中には、70年代に見て感動した2本の映画が思い浮かんだ。

ハイホー、マンハッタン坂本です。
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2014年08月04日

この日をつかめ CARPE DIEM

carpe diem
carpe diem / OliBac


柄にもなく、文学してます。 PARTT <追悼 ロビン・ウィリアムズ> 

この日をつかめ CARPE DIEM
introducing 「いまを生きる」「この日をつかめ」

主人公が40代半ばの中年男にもかかわらず、20代の僕が将来の自分を垣間見るような、心を揺さぶられる小説にめぐり合ったことがある。このタイトルの小説がそれである。
   (注釈1)

ラテン語の原文を添えたのは、古代ローマの詩人クィントス・ホラティウス・フラックスの「抒情詩集」から引用されているからだ。カルぺ・ディエムと読む。SEIZE THE DAY と英訳されている。

「われわれの話すあいだも、時は意地悪く過ぎてゆく。この日をつかめ。明日はあまり信じないで」

詩の一節を日本語に訳せばこうなる。
だがカルぺ・ディエムを直訳すると「その日を摘め」となる。「バラのつぼみは早く摘め」という意訳もある。
「この日をつかめ」は、あくまでSEIZE THE DAY の訳だ。「その日をつかめ」という言い方もある。「あの日をつかめ」はちょっとまずい。

ハイホー、マンハッタン坂本です。
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posted by マンハッタン坂本 at 00:00 | Comment(0) | 映画全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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